地域 法規制 等
欧州
廃電気・電子機器指令(WEEE指令)
特定有害物質使用制限指令(RoHS指令)
エネルギー関連製品に対する環境配慮設計要求事項設定のための枠組みを構築する指令(ErP指令)
化学物質登録評価許可規則(REACH規則)
電池及び蓄電池、使用済み電池及び蓄電池指令(電池指令)
米国
カリフォルニア州電子廃棄物リサイクル法(SB50)
カリフォルニア州プロポジション65
バーモント州水銀規制
エネルギースタープログラム(連邦環境保護庁)
電子製品環境評価基準(EPEAT)
中国
再生資源回収利用管理条例
電子情報製品汚染防止管理弁法(中国版RoHS)
廃棄家電回収処理管理条例(中国版WEEE)
韓国
電気・電子製品及び自動車の資源循環に関する法律
資源の節約及びリサイクル促進に関する法律
 



近年、欧州を中心に、北米やアジアなどの各地域でも、電気・電子機器を対象としたリサイクルや環境配慮設計の法制化が着実に進められています。

 こうした環境法規制等のグローバリゼーションの流れから、環境配慮設計に関わる国際的な標準化の必要性が認識され、IEC(国際電気標準会議)が、2009年2月に、IEC 62430(Environmentally Conscious Design for electrical and electronic products)を発行しました。IEC 62430 は、製品のライフサイクルを通じた環境影響について、”設計”段階での所与のパフォーマンスが決定されることから、環境負荷低減を着実に推進するための環境配慮設計の実施手順・プロセスに関する要求事項を規定しています。

 各国の環境法規制等への対応として、こうした国際標準規格への適合が重要となります。日本でも、IEC 62430 一致規格としてJIS C 9910 電気・電子製品の環境配慮設計が2011年3月に発行されています。