家電専門店である当社は、従業員が継続的に商品知識を習得することが非常に重要であると考えています。
特に当社はお客さまの多様なニーズに対応できるよう「お客さまのコンシェルジュ」になることを目指しています。そういった理由から、家電製品資格を取得し、専門的な知識を継続的に更新していくことは、当社にとって非常に有用であると考えています。
スタッフからはお客さまに対する接客に非常に自信がついたということを聞くようになりました。やはり、それぞれの得意不得意な分野はありますが、資格を取得することで今まであまり目を向けていなかった分野の商品に関しても自信を持って接客ができるようになった効果は大きいと思います。
また、住宅設備に関するニーズが非常に高まっておりますので、当社は今後、家電製品と同様にリフォームにも力を入れたいと考えています。
スマートマスター資格は、リフォームも含めたそのようなご要望に対し、お客さまへご提案の幅が広がるという意味で、事業面への貢献も大きいと思っています。
「コンシェルジュ」を目指すということで、商品知識もさることながら接客の品質も高めていかなければなりません。接客のクオリティーを高める取り組みとして、昨年から社内で「接客ロールプレーイングコンテスト」を始めました。
各地域の店舗の代表者が一堂に会して、接客の「Joshin No.1」を決定するコンテストです。各自が自分の得意な商品や分野がありますが、そういった知識を従業員が幅広く共有することで、一人ひとりの接客品質の底上げにつなげていければと思います。
また、家電製品資格試験を活用しながら、ぜひ社内に学ぶ文化を根付かせていきたいと強く思っています。資格以外のいわゆるリスキリングと呼ばれるものに関しても、従業員が自律的に学ぶような意識を社内に醸成していくことができればと思います。