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環境配慮設計とは
製品のライフサイクル全般の環境負荷低減を目的に製品の企画・設計を行うことをいいます。
製品アセスメントとは
製品のライフサイクル全般の環境負荷低減の
内容確認と、その改善度を評価する手法です。
製品のライフサイクル
環境配慮設計の つの取り組み
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1
資源の有効活用
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2
省エネルギー
への取り組み -
3
製品に含まれる
化学物質の管理
製品設計による3Rの改善・向上に取り組んでいます。
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製品の部材ならびに生産過程で必要となる資源を抑え、消費量を削減します。
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製品の長寿命化による市場での再利用や、分解された部品の再利用等を促進します。
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製品に使われている資源を分別して取り出し、再び資源として利用可能にします。
製品の省エネ性能向上を図るとともに、
消費者がより省エネ性能の高い製品を比較検討しやすいよう
JISに基づく省エネ基準達成率などの情報提供を行っています。
製品省エネの事例
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冷蔵庫(401〜450L)
年間消費電力量 [約-40〜49%]
kwh/年JIS C9801-3:2015による -
テレビ(32V型液晶テレビ)
年間消費電力量 [約ー30%]
kwh/年 -
エアコン(2.8kWクラス)
期間消費電力量 [約ー17%]
kwh/年JIS C9801-3:2015による
出典:一般財団法人家電製品協会「2020年度版スマートライフおすすめBOOK」
統一省エネラベル
省エネラベリング制度(2000年8月〜)
消費者が商品を選ぶ際の省エネ性能の比較などのために、JISに基づきカタログなどで省エネ基準達成率などを情報提供。
統一省エネラベル(2006年10月〜)
店頭で展示するエアコン・冷蔵庫・照明器具・テレビ・電気便座の製品本体またはその近傍に、「多段階評価」「省エネラベル」「年間の目安電気料金」を組み合わせた
「統一省エネラベル」表示。
冷蔵庫・電気便座・照明器具のラベル仕様一例
(2020年11月より下図のように変更)
資源有効利用促進法「指定再利用促進製品」改正省令(2006年7月〜)に基づき、
電気・電子機器の特定の化学物質の含有表示(J-Moss)を実施するとともに
6物質の含有調査や代替化を行い、
その対応状況などをメーカー各社のホームページで情報提供しています。
The marking for presence of the specific chemical substances for electrical and electronic equipment
特定の化学物質 | 元素記号 | 含有率基準値 |
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鉛及びその化学物 | Pb | 0.1wt%(1000ppm) |
水銀及びその化学物 | Hg | 0.1wt%(1000ppm) |
カドミウム及びその化学物 | Cd | 0.01wt%(100ppm) |
六価クロム化学物 | Cr(VI) | 0.1wt%(1000ppm) |
ポリブロモビフェニル | PBB | 0.1wt%(1000ppm) |
ポリブロモビフェニルエーテル | PBDE | 0.1wt%(1000ppm) |
対象製品
テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、衣類乾燥機、電子レンジ、パソコン
規制内容
- ①特定の化学物質6種類の管理
- ②含有率が基準値を超えた場合、JIS C 0950に準拠して「含有マーク表示」と「情報提供」
- ③「含有マークの除外項目」に該当の場合、ウェブサイトで情報提供
JIS C 0950 「電気・電子機器の特定の化学物質の含有表示方法」
(2005年12月20日制定/2008年1月20日改訂)
除外項目を除き、含有率基準値を超えて6物質含有の場合
- ①横寸法15mm以上の含有マークを機器の型式などの記載と同時に確認できる場所に表示
- ②本体、包装箱は含有マークのみ、カタログ類(カタログ、取扱説明書等の印刷物及びウエブサイト)
にはその化学物質記号も併記
「電気・電子機器の特定の化学物質に関する
グリーンマーク表示ガイドライン」
特定の化学物質6種類すべて(含有マークの除外項目を除く)の含有率が基準値以下だった場合、「グリーンマーク」を任意表示可能となります。